1932 REPLICA NOUVEAU 【ZIPPO】


アイテム: 1932 REPLICA NOUVEAU 【ZIPPO】
コード: 2661
コンディション: S
(コンディションの説明)
年代: 1990年代
価格: SOLD OUT
詳細:

1932年レプリカの角を丸く仕上げたモデルです。(角があると痛い・ポケットに穴が開く)などの理由と云う説もあります。

ZIPPO社のコレクターを標的としたマーケット戦略のもと、⾮常に⼿間を掛けた「リアルなレプリカ」として⼤きな期待と共に1988年に登場した “1932REPLICA” の存在は、ZIPPOを「単なる道具としてのライター」から「魅⼒溢れるコレクションアイテム」へ昇華させたという功績も評価出来る⼀⽅、相当⼿間を掛けてその「外⾒」を創業当初の⽣産モデルにかなり寄せたものの、インサートやヒンジまでをこのモデル専⽤に再設計するまでには及ばず(桁違いのコストが掛かることは明⽩)、「苦⾁の策」として ①インサートを挿⼊した際に⾼さが丁度収まるようケース内に⾼さ調整⽤の「樹脂製上げ底」を組込む ②デフォルトの「内 5ヒンジ」を当時の「外ヒンジ」のように擬似的に⾒せるため「外ヒンジ⾵プレート」をケース外⾯のヒンジバレル上下部分に貼付する、という⼿法が取られたのである。これらは「雰囲気重視」といった観点においては確かに有効だったが、厳しく⾔うと、あくまでも「なんちゃって」の領域であり「筐体のブラスチューブ構造をせっかく復刻したのに何か中途半端で勿体無い」といった意⾒が当時のコアファンから出たことも確かだったコアなファンたちからは「中途半端な復刻」と⾔われ、⼀般のユーザーからは「使いづらい」と⾔われ、その⼤きな期待とは裏腹に「失敗作」の烙印を押されてしまった“1932 REPLICA” は、登場から4年⽬の1992年には製造/販売の中⽌が決定されました。そして1992年当時のディスカウントショップの店頭などでは余剰在庫の “1932 REPLICA” が定価の半分以下の3.000円程度で投げ売りされていた。またそれだけではなく⽇本市場内においては、余剰在庫分の “1932 REPLICA” をより売り易くすることを⽬的とした「⾓を丸める」独⾃の再加⼯を施し、“1992 NOUVEAU” という珍奇なネーミングのもと再リリースされました。(コメントは、FEEF Newsletter #52より、転記させて頂きました)

備考: 化粧箱・紙スリーブ入です。角に丸みをつけるのに、1点ずつ職人の手作業により「ハンドパフ」で仕上げています。

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表面

裏面

ヒンジ・チムニー

刻印